極上溺愛契約婚で甘やかされて~エステで出会ったセラピストは御曹司でした~
 その後もマッサージを受け、最後の顔のマッサージが終わった。これでコースは終了となる。

「お疲れさまでした」
「玲さんありがとうございました」
「いえ。じゃあ、明日は半休でよろしいですか?」
「はい。それでよろしくお願いします」
「わかりました。ではオフィスに車で迎えに行きます」
「えっ、いいんですか?」
「はい。それくらさせてください」

 明日の打ち合わせを終えてから私は専用の服から私服に着替え、受付までエスコートしてくれる玲と共に会計へと向かった。
 会計を済ませた時、同僚と再会し一緒に店を出る。

「雪乃お疲れ」
「そっちもお疲れ」
「はあ、やっぱマッサージ良いわあ」

 恍惚の表情を浮かべながら歩く同僚を横目に見ながら駅で彼女と別れていったのだった。
< 71 / 146 >

この作品をシェア

pagetop