極上溺愛契約婚で甘やかされて~エステで出会ったセラピストは御曹司でした~
それに気が付いた私は少しだけポジションを玲の後ろにずらした。中に入るとモノクロカラーを基調としたフロアが目に入る。壁や柱の所々は金銀の装飾で縁取られており、まさにラグジュアリーだ。
「こんばんは」
右側にある受付で玲は婚約披露のパーティーに来た事を伝え、一度私から手を離すと手渡されたタブレットに専用のペンで名前を書いていく。玲は私の分の名前も書いてくれたようで、そこには倉田雪乃ではなく門倉雪乃と記されていた。
(そっか、今の私は玲さんの妻……だからか)
「ご記入ありがとうございます。会場は○○階のレストラン・エリザベートとなります。ではいってらっしゃいませ」
「ありがとうございます。行ってきます」
また玲に手を掴まれ、恋人つなぎのままエレベーターに乗り込んだ。エレベーターの中は会社のあるオフィスビルよりも広く感じる。
またボタンもきらきらと光り輝いていた。
「緊張します?」
「……はい」
「私がいますから大丈夫です。いいですか? あなたは門倉雪乃。私の妻です」
「……はい!」
最後の確認を終えた所でエレベーターの扉が開き、目の前に会場となるレストラン・エリザベートが現れた。内装はぱっと見1階のフロアと大体よく似ている気がする。
レストランの入り口にはウェイター服を身に纏った女性がタブレットを持って待機していた。
「いらっしゃいませ。門倉様でしょうか」
「はい、そうです」
「お待ちしておりました、こちらへどうぞ」
「こんばんは」
右側にある受付で玲は婚約披露のパーティーに来た事を伝え、一度私から手を離すと手渡されたタブレットに専用のペンで名前を書いていく。玲は私の分の名前も書いてくれたようで、そこには倉田雪乃ではなく門倉雪乃と記されていた。
(そっか、今の私は玲さんの妻……だからか)
「ご記入ありがとうございます。会場は○○階のレストラン・エリザベートとなります。ではいってらっしゃいませ」
「ありがとうございます。行ってきます」
また玲に手を掴まれ、恋人つなぎのままエレベーターに乗り込んだ。エレベーターの中は会社のあるオフィスビルよりも広く感じる。
またボタンもきらきらと光り輝いていた。
「緊張します?」
「……はい」
「私がいますから大丈夫です。いいですか? あなたは門倉雪乃。私の妻です」
「……はい!」
最後の確認を終えた所でエレベーターの扉が開き、目の前に会場となるレストラン・エリザベートが現れた。内装はぱっと見1階のフロアと大体よく似ている気がする。
レストランの入り口にはウェイター服を身に纏った女性がタブレットを持って待機していた。
「いらっしゃいませ。門倉様でしょうか」
「はい、そうです」
「お待ちしておりました、こちらへどうぞ」