バレンタインと恋の魔法
「な…っ、で、でも、流くんは私のこと妹としてしか見てないんじゃないの…?」
「最初は、ね。だけどどんどん成長するにつれて綺麗になっていく咲良に、異性として意識するようになったんだ。でも咲良はまだ高校生になったばかりだし、この先俺なんかよりも全然いい男と出会うかもしれない。歳が近いやつの方が何かと気が合うかもしれないでしょ。そんな咲良の選択肢を潰しちゃう気がして、言えなかった」
「…歳なんて、関係ないよ。そりゃ私だって十年早く生まれてたらなって何度も思うよ。でも、何年経っても私はずっと流くんしか好きになれない。変わらないんだよ。私は流くんが大好きなの」
流くんは愛おしいものを見るかのように目を細めると、優しく微笑んだ。
「俺もだよ。この先ずっといたいと思うのは、咲良だけ」
長い幼なじみの時を経て、やっと今、私たちの関係が変わった。
そして、私たちの過ごす時間はこれからもずっと続いていく。
◆
バウムクーヘンのお菓子言葉…長い年月を共に過ごしていく
「最初は、ね。だけどどんどん成長するにつれて綺麗になっていく咲良に、異性として意識するようになったんだ。でも咲良はまだ高校生になったばかりだし、この先俺なんかよりも全然いい男と出会うかもしれない。歳が近いやつの方が何かと気が合うかもしれないでしょ。そんな咲良の選択肢を潰しちゃう気がして、言えなかった」
「…歳なんて、関係ないよ。そりゃ私だって十年早く生まれてたらなって何度も思うよ。でも、何年経っても私はずっと流くんしか好きになれない。変わらないんだよ。私は流くんが大好きなの」
流くんは愛おしいものを見るかのように目を細めると、優しく微笑んだ。
「俺もだよ。この先ずっといたいと思うのは、咲良だけ」
長い幼なじみの時を経て、やっと今、私たちの関係が変わった。
そして、私たちの過ごす時間はこれからもずっと続いていく。
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バウムクーヘンのお菓子言葉…長い年月を共に過ごしていく