バレンタインと恋の魔法
「えっと、あの…」
「…なに、ストーカー?」
「はあ!?んなわけないでしょ!あんたと同じクラスの姫宮乃愛だよ!」
言ってしまってからさーっと血の気が引いていくが、もう遅い。
「…は?姫宮…?ってあの、最近煌斗にまとわりついてる?」
「ちょっと、言い方…じゃなくて、えっとすみません間違えました」
今更遅いとわかってはいるが、なんとか誤魔化してその場を去ろうとする。
…が、久遠に腕を掴まれた。
「おい、頼む。百円貸してくれ」
*
…なんでこんなことに。
誰もいない夜の公園のベンチに座りながらぼーっと街灯を眺めながら考える。
隣には焼きプリンを食べ終わって普通のプリンの蓋を開け始めている久遠が。
「…ねえ、私帰りたいんだけど」
もうキャラを作ることさえも忘れて素で久遠を睨みつける。
「別にいいだろ。一人でプリン食うの寂しいし」
「…なに、ストーカー?」
「はあ!?んなわけないでしょ!あんたと同じクラスの姫宮乃愛だよ!」
言ってしまってからさーっと血の気が引いていくが、もう遅い。
「…は?姫宮…?ってあの、最近煌斗にまとわりついてる?」
「ちょっと、言い方…じゃなくて、えっとすみません間違えました」
今更遅いとわかってはいるが、なんとか誤魔化してその場を去ろうとする。
…が、久遠に腕を掴まれた。
「おい、頼む。百円貸してくれ」
*
…なんでこんなことに。
誰もいない夜の公園のベンチに座りながらぼーっと街灯を眺めながら考える。
隣には焼きプリンを食べ終わって普通のプリンの蓋を開け始めている久遠が。
「…ねえ、私帰りたいんだけど」
もうキャラを作ることさえも忘れて素で久遠を睨みつける。
「別にいいだろ。一人でプリン食うの寂しいし」