嫌われ毒婦の白い結婚 のはずが、最強幻獣騎士様の溺愛が始まりました⁉

 他人の裸体など見たことがない。何かおかしいのだろうかと不安になり、リーゼロッテは咄嗟に謝る。

「きみの体は最高だと褒めたんだ。ああ、頬が真っ赤だな」

 テオドールはくすっと笑うと再びリーゼロッテに口づけた。

「可愛い」

 耳元で囁かれ、またズクンと体の奥が熱くなる。
 初めての日とあまりに違いすぎて、めまいがしそうだ。

 テオドールはリーゼロッテの首筋に唇を這わせ、最後に胸の頂きをパクリと咥えた。

「んっ」

 無意識に声が漏れて、リーゼロッテは咄嗟に口を手で覆う。テオドールはちらりとリーゼロッテの顔を見る。

「リーゼロッテ。口を塞ぐな。声を聞かせろ」
「でも、はしたないです」
「はしたなくない。興奮する。俺の手で善がるきみは美しい。全部見せて」

 胸を刺激されながら足の合間に手を伸ばしたテオドールは嬉しそうに笑う。

「濡れてる」
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