【完】先生が意地悪で甘すぎる！〜激甘注意報発令中〜

「そういえば杏ちゃん、昼休みに他クラスの男子に話しかけられていたよね」
「うん。去年委員会で一緒だった人」

確かに話しかけられたが、わずか1分にも満たないわずかな時間だ。一体どこで先生に見られていたのだろうか。

「あいつ絶対杏ちゃんのこと好きだよ」

不貞腐れたようにソファに身を沈める先生。

「そうかな？全然違うと思うけど」
「いーや、絶対好きだよ。俺だったら絶対好きになる」
「もう恋人なのに？」
「そうだった。俺、杏ちゃんの彼氏だった。最高かよ」

付き合って約2年。ずっと先生一筋。

なのに今でも時々「他の男と話すだけで嫉妬する」「杏ちゃんと隣の席になる男羨ましい」「俺だって杏ちゃんと一緒に授業受けたい」とわがままになる。

それが可愛くてたまらない。