俺様系イケメンは、私にだけ様子がおかしい
「あ、ども……おはようございます……」
「…………ん」
(結局来てしまった……)
日曜日の午前10時。
緊張して待ち合わせ場所に15分前ぐらいに来たら、なんと元宮君の方が先に待ち合わせ場所にいた。
どれだけ長い時間待ってたのか心配になるけど、元宮君は私の顔を見た瞬間ちょっと顔を下に向けてなぜか照れてるから聞きづらい。
「も、元宮君……今日はどうしようか……?」
「……これ、一緒に見るぞ」
そう言って手渡されたのは、私が昔から好きな少女漫画の実写映画のチケットだった。
「えっ!?!?元宮君もこれ好きなの!!?」
「……気になってただけだけど」
「これ原作の漫画はすっごい面白いからぜひ見た方がいいよ!!あっ、漫画見るのは映画見て気に入ったらで良いからね!!」
早口でまくし立てるように言うと、元宮君は一瞬キョトンとした顔をするも、すぐにとろけた顔になった。
「ふふ……お前うるせー」
「あ、ご、ごめんね……あっ、チケット代……」
「別に要らねえ。そんなことより、早く映画館行くぞ」
そう言って彼は私の手を取りすたすたと映画館に向かい始めた。
「えっ!て、手繋いで行くんですか!?!?」
「なんか文句あんのか?」
「私と、つ、付き合ってるとか、勘違いされたら元宮君も嫌なんじゃ……!」
「勘違いさせとけば良いだろ、良いから黙って俺に着いてこいよ」
セリフだけ見たら俺様系って感じだけど、元宮君の顔を見ると耳まで真っ赤にさせて少し早歩きで移動していた。
……なんか私より照れてるの可愛いかもとか思ったり。
「…………ん」
(結局来てしまった……)
日曜日の午前10時。
緊張して待ち合わせ場所に15分前ぐらいに来たら、なんと元宮君の方が先に待ち合わせ場所にいた。
どれだけ長い時間待ってたのか心配になるけど、元宮君は私の顔を見た瞬間ちょっと顔を下に向けてなぜか照れてるから聞きづらい。
「も、元宮君……今日はどうしようか……?」
「……これ、一緒に見るぞ」
そう言って手渡されたのは、私が昔から好きな少女漫画の実写映画のチケットだった。
「えっ!?!?元宮君もこれ好きなの!!?」
「……気になってただけだけど」
「これ原作の漫画はすっごい面白いからぜひ見た方がいいよ!!あっ、漫画見るのは映画見て気に入ったらで良いからね!!」
早口でまくし立てるように言うと、元宮君は一瞬キョトンとした顔をするも、すぐにとろけた顔になった。
「ふふ……お前うるせー」
「あ、ご、ごめんね……あっ、チケット代……」
「別に要らねえ。そんなことより、早く映画館行くぞ」
そう言って彼は私の手を取りすたすたと映画館に向かい始めた。
「えっ!て、手繋いで行くんですか!?!?」
「なんか文句あんのか?」
「私と、つ、付き合ってるとか、勘違いされたら元宮君も嫌なんじゃ……!」
「勘違いさせとけば良いだろ、良いから黙って俺に着いてこいよ」
セリフだけ見たら俺様系って感じだけど、元宮君の顔を見ると耳まで真っ赤にさせて少し早歩きで移動していた。
……なんか私より照れてるの可愛いかもとか思ったり。