俺様系イケメンは、私にだけ様子がおかしい
その後はヨーヨーすくいをやったりとか、金魚すくいにチャレンジしたりって去年と同じように楽しむことが出来た。

元宮君はどんな事にも真剣に取り組んでて、そういう所結構良いなぁなんて思ったり。



「いやー、やっぱりかき氷はブルーハワイには練乳だよねぇ」


「ブルーハワイに練乳って合うのか?」


「意外と合うよ!食べてみるかい?」



出店で買ったかき氷を食べながら話してると、急に元宮君の顔が真っ赤になった。

あれ、変なこと言ったっけ、と思って自分の発言を思い出してみると、私もなんだか恥ずかしくなって来てしまった。


いやいや、異性に対してなに言っとんじゃ私は!



「ごめんごめん!ノーカン!」


「ノーカンってなんだよ……食べさせてくれるんじゃないのか」


「食べさせるは一言も言ってないよ!!」



ギャーギャー言い合ってると、元宮君の近くに二人組の女の子が近づいてきた。

逆ナンかなー、とか呑気に考えていると、その女の子二人組の中に見知った顔が居ることに気づく。


< 53 / 107 >

この作品をシェア

pagetop