あなたに出会って世界が変わる
「陸斗さんに同棲しようって言われたのか。夏鈴どうするの?私は夏鈴にこのままいて欲しいけど、夏鈴の気持ちが大切だから。」
由衣の家で2人で話す。

「由衣にはまだ言ってなかったんだけど、私1人暮らし考えてて。由衣の家はとてもあたたかいし、優しくしてもらってるし、本当に楽しいよ。だけど、卒業までずっといるのはさすがに申し訳なくてできないよ。バイトして、お金たまったら伝えようと思ってたんだ。」

「そうだったんだ。そりゃ私は楽しいけど、夏鈴は気も使うよね。じゃあ陸斗さんの提案を夏鈴は賛成なんだ。」

「気を使うなんて、そんな全然。むしろ気を使ってもらってばっかりだし。うーん賛成かな?だけど、陸斗のご家族に了承してもらえるか分からないし、、、。」

「夏鈴なら大丈夫だよ。夏鈴はかわいいし、優しいし、料理上手な最高の彼女じゃん。自信もって。当日服も貸すから。」

「ありがとう。由衣の方こそ翔太さんにとって自慢の彼女だよ。私なら絶対手放さないね。」

「ありがとう。夏鈴、私たちはずっと親友だよ。」

「もちろん。」

2人は笑いあった。
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