あなたに出会って世界が変わる

「緊張してる？大丈夫だよ、夏鈴のこと気に入るから。」

「自信ないです、、。私、自分の親にも気に入られなかった、、、。友達とかも全然いなくて、人から好かれるタイプじゃないですから。」

夏鈴はそう言って俯く。夏鈴は親に愛されなかったと思っており、その事にコンプレックスを抱いている。そのため、すぐに人から嫌われるんじゃないかと考えてしまい、人付き合いが苦手だ。なので、友達がなかなかできない。

「俺は夏鈴が大好きだよ。夏鈴が人から好かれる自信がないって思ってるなら、俺が自信がつくまで夏鈴のいいところ伝えていくよ。そしたら、きっと夏鈴も自分の魅力に気がつくよ。」
陸斗は優しい目で見つめる。

「、、、ありがとうございます。
陸斗は欲しい言葉をくれますね。だから、みんなに好かれるんですね。」

「夏鈴にだから言ってるだけだけど。俺そんな簡単に人のこと褒めたりしないし。」

夏鈴は陸斗の優しさに胸がいっぱいになった。