あなたに出会って世界が変わる
「お昼ご飯まだよね?良かったら食べて。」

「ありがとうございます。」

みんなで昼食をとる。

「このお味噌汁とっても美味しいです。出汁がすごくきいてますね。」

「ありがとう。今日は昆布で出汁をとったの。この昆布出汁美味しくて、いつもここの買ってるのよ。」

「そうなんですね。とても美味しいです。」
夏鈴は笑顔で話す。

陸斗の両親は控えめでかわいい子だなという印象を受けた。

「大学はどう?」
母が聞く。

「私は文学部で、おもに歴史文学を学んでます。」

「そうなのね。大学は大変?」

「授業は毎日ありますけど、そこまで大変じゃないです。楽しいです。」

「陸斗とはバイトで知り合ったんだっけ?」

「はい。バイト先の先輩で、色々教えていただきましたし、助けていただいています。」

「陸斗の教え方怖くない?冷たく感じるところあるのよ。愛想笑いとかもあんまりないでしょ。」
母は笑って言う。

「そんなことないです。丁寧に教えて下さるし、とても優しいです。」

「ならよかった。」
父が言う。
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