あなたに出会って世界が変わる
陸斗は夏鈴の手を引いて歩く。

「帰ったら、ご飯食べようぜ!大量にあるわ。」

「店長さんも田中さんも親切ですね。」

「そうだよな。俺も新人の時からあの2人にはお世話になってる。色々教えてもらったし、助けてもらった。留学する時も店長が籍は置いたままでいいって言ってくれたんだ。」

「そうなんですね。私は中川さんにもお世話になりっぱなしです。すみません。」

「全然いいって。気にすんな!」

「あっ、このマンションだよ。まあ男2人暮らしだし、部屋ちらかってるけど、あがって!」

「ありがとうございます。お邪魔します。」

陸斗は夏鈴をあげて、部屋を慌てて整えた。
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