無自覚な彼女はヴァンパイア様の溺愛に気づかない
「とにかく、行くぞ。湊」
「え、俺なんで行くことになってんの」
どうやら自分はいかなくて済むと思ったらしい。
ちゃっかり、麗央のソファの横で最近はやりのミルフィーユを食べようとしていた。
気楽な奴め…。
「麗央はここに残って昼寝でもしてろ。」
「だるすぎ。」
そう答えた一向返事はない。
興味を失ったか、寝ようとしているか。
プるるるるるるるる…
ズボンのポケットから電話のバイブルがなる。
どうせ入学式の挨拶だろう。
毎年恒例のなぜか僕のスマホになる電話。
「え、俺なんで行くことになってんの」
どうやら自分はいかなくて済むと思ったらしい。
ちゃっかり、麗央のソファの横で最近はやりのミルフィーユを食べようとしていた。
気楽な奴め…。
「麗央はここに残って昼寝でもしてろ。」
「だるすぎ。」
そう答えた一向返事はない。
興味を失ったか、寝ようとしているか。
プるるるるるるるる…
ズボンのポケットから電話のバイブルがなる。
どうせ入学式の挨拶だろう。
毎年恒例のなぜか僕のスマホになる電話。