無自覚な彼女はヴァンパイア様の溺愛に気づかない
「麗央、今年ぐらいは…」

「断る」

まさに即答。

なんで副会長の僕が元気に昼寝している麗央の代わりに生徒会長の仕事をしなきゃいけないんだ。

「会長さんがひるねなんてしてていいの~?」

横から湊もちゃちゃも入るが麗央は気にしない。

それどころかあくびまでし出したぞこいつ。

「湊、ちょっと行ってくるから。それが終わったら女突き止めるぞ。」

「いや、だから俺は関係ないって。」

こっちもこっちで扱いが難しいタイプだ。

あからさまに関わりたくなさそう。





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