無自覚な彼女はヴァンパイア様の溺愛に気づかない

学園生活の幕開けと破滅…

入学式が終わった。

終わったといっても色々な意味があると思う。

いま私が言いたい終わったという言葉の意味は…。

もちろん。入学式を遅刻するという新たな黒歴史を作ったこともあるんだけど。

「柊木さんんんん。何で新堂様と一緒にいたの⁉」

「もしかして、お知り合い??」

「まぁ、うらやましいわ。」

なんと、さっきあった麗央という人なんと生徒会長だったらしいのだ。

ほんとに驚きだ。

だって中庭で昼寝をしていた人がだよ⁉

しかも新堂様は現在の首相の弟を父として持ち、

その父と言えばいま世界的に飛び回る芸能人株式会社の社長。

母はと言えばそのグループの副社長兼ベテランの芸能マネージャとして後輩を支えているらしい。

そしてついでとばかりに言うとなんとこの学園新堂様の叔父にあたる人が経営していて

ほんとにすごい家系の血を持っていた。





< 32 / 131 >

この作品をシェア

pagetop