無自覚な彼女はヴァンパイア様の溺愛に気づかない
「あぁ、それについてはね。流石に大変なことになるからこちらとしても考えさせてもらっているよ。」

まぁ、確かに。

ほっとしたような顔をする麗央。

そんなに嫌だったんか、


「とういうか校長先生。適当に逆にすれば済む話じゃないですか?」

「そんな単純な話ならいいんだがな」


校長は困ったような顔をする。


「先日‟事件〟があってな」


意味深な言い方をする校長。


「ついにここまで発展したんですか?」

「めんどくせぇ」


面倒そうにする麗央。星夜は納得した様子。


「…というわけでなしばらくの間麗央をどうするかの問題なんだが。」

「んなら、家に…」




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