無自覚な彼女はヴァンパイア様の溺愛に気づかない

めんどくせぇんだよ 氷室side

俺が珍しく校長室に行くことになったのも、ちょうど朝のハンカチ探しの女と麗央と同棲することになった女が同じだったらしい。


ちょうど、星夜に連れまわされていた俺は気配を消してその場に立ち会う羽目になった。


あーぁ…今頃本当はミルフィーユを食べて昼寝してたはずだったのに。


そう愚痴りたいのはやまやまだが校長のまえの建前静かに話を聞くことはしょうがない。


「…寮なんかに入ろうとしなきゃよかった。なんで、生徒会長は寮に入らなきゃいけないんだよ」

麗央可愛そうに。お疲れ。

麗央が寮生活をするということで話が片付く。

そろそろ話が終わりそうだ。

ようやく話が終わると立ち上がる。


星夜は先に麗央を連れて出ていき、女はとっくのとうに出て行ってた。






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