世界の果てで、君との堕落恋愛。
「何……、何言ってるの涼香!? 読モをしてる!? 読モって何よ、……っ、まさか“読者モデル”のことを言っているんじゃないでしょうね」
物凄い形相でわたしに詰め寄るお母さん。
……ああ、これだから、こうなることが分かっていたから、今までひた隠しにしてきたのに。
お母さんは、わたしが小さい頃からこう言いつけてきた。……そう、不自然なくらいに。
『涼香、お母さんからお願いがあるの。涼香の人生は涼香だけのものだから、職業選択は自由よ。だけど、だけどね。……芸能界に入ることだけはやめてちょうだい。それが涼香を守ることに繋がるの。お母さんの言うこと、お利口さんな涼香なら聞けるわよね』
『? 涼香、言われなくてもげーのうかいに入ったりしないよ。涼香の夢、パティシエだもん!』
『……そう、そうよね。分かってるわ。でも、万が一のことがあるじゃない?お母さんが今言ったこと、ちゃんと覚えておいてね』
まだ7歳ほどの幼いわたしにそう諭すお母さんは、何だか怖かった。
それを今も覚えていたから、モデルの仕事をしていたことを隠してきた。
「そう、だよ……。わたし、モデルしてる」
お母さんのガンぎまったような目を真っ直ぐに射抜く。
わたしだって引いていられない。
「……っ、涼香!! あんた、何考えてるの!?」
ヒュッと深く息を吸い込んだお母さんは、これ以上ないほどに怒り心頭だ。
物凄い形相でわたしに詰め寄るお母さん。
……ああ、これだから、こうなることが分かっていたから、今までひた隠しにしてきたのに。
お母さんは、わたしが小さい頃からこう言いつけてきた。……そう、不自然なくらいに。
『涼香、お母さんからお願いがあるの。涼香の人生は涼香だけのものだから、職業選択は自由よ。だけど、だけどね。……芸能界に入ることだけはやめてちょうだい。それが涼香を守ることに繋がるの。お母さんの言うこと、お利口さんな涼香なら聞けるわよね』
『? 涼香、言われなくてもげーのうかいに入ったりしないよ。涼香の夢、パティシエだもん!』
『……そう、そうよね。分かってるわ。でも、万が一のことがあるじゃない?お母さんが今言ったこと、ちゃんと覚えておいてね』
まだ7歳ほどの幼いわたしにそう諭すお母さんは、何だか怖かった。
それを今も覚えていたから、モデルの仕事をしていたことを隠してきた。
「そう、だよ……。わたし、モデルしてる」
お母さんのガンぎまったような目を真っ直ぐに射抜く。
わたしだって引いていられない。
「……っ、涼香!! あんた、何考えてるの!?」
ヒュッと深く息を吸い込んだお母さんは、これ以上ないほどに怒り心頭だ。