秘密の恋をしませんか⁈ ロミオとジュリエットの恋*ハッピーエンドになります
「あなたに隠しごとはしません。現在、うちと久世は、仲の悪いふりをしています。それは、世間を欺いて、加藤のような膿みを炙り出すためですが、対等の関係です。ですが、犬になるということは、これからは、私は、警視総監になろうと、久世家の為、あなたを守る為に、尽くすということです」
顎を指先で持ち上げられ、もう片方の手は、指先を絡めて握り合う。
「何があろうと私は、あなたの男なのですよ。あなたがいるから、私がいるのです。わかりましたか?」
「…はい。あなたは私の男。私はあなたの女…」
「そうですよ。誰にも私達を引き離すことはできません。例え、神であろうと、引き離すことはできません」
「何があろうと離れません」
「私も、離しません。愛してます」
「愛してます、あなただけを」
「可愛い人、キスをしましょう」
目を閉じて口付けを待つ。
唇に、柔らかに触れる唇が、甘く唇を噛んで離れていき、目を開ければ、彼は、微笑んでいた。
「私をあなたの夫にしてください」
彼らしいプロポーズにクスリと笑う。
「勅使川原 ろみお、その名を捨てることができるのですか?」
「あなたの為なら、この名を捨てる覚悟です。どうか、私に、誓いのキスをさせてください」
お互いにクスリと笑い、お互いの両手を握り、誓いのキスをする。
< end >