1分で怖い話 part1
ふたりとも驚いた表情を浮かべている。
「そうだ。これから騒がしくなるだろうね」

登山客たちはそう言い残すとすぐに山小屋を出ていってしまった。

「死体だってよ、どうする?」

山里のといかけに自分は首を傾げた。
「別に、そんなニュース出てこないけど」

山小屋内ではスマホの電波が届くので、そう答えた。

死体が出ていればニュースくらいなっているはずだ。

「でも、嘘をついているようには見えなかったよな」
吉崎がふたりの様子を思い出して言った。
< 25 / 95 >

この作品をシェア

pagetop