1分で怖い話 part1
足のサイズも大きくなっているから、ついはみ出してしまったんだろう。
「じ……地獄行きだ!」
青ざめた渉が叫ぶ。
「はぁ? なに言ってんだよ?」
早くしないと信号が赤に変わってしまう。
未だにゲームを続けている渉を迎えに行くために一歩踏み出す。
その瞬間、世界が変わった。
当たりから信号機も車も人も消えてゴツゴツとした岩肌が現れる。
そして赤いマグマがあちこちから溢れ出しているのだ。
熱気が体を包み込んで「え?」と頓狂な声を出したそのときだった。
「白線を踏み外したな」
そんな声が聞こえてきて真っ赤な鬼が岩の影から姿を見せた。
「お、鬼!?」
「じ……地獄行きだ!」
青ざめた渉が叫ぶ。
「はぁ? なに言ってんだよ?」
早くしないと信号が赤に変わってしまう。
未だにゲームを続けている渉を迎えに行くために一歩踏み出す。
その瞬間、世界が変わった。
当たりから信号機も車も人も消えてゴツゴツとした岩肌が現れる。
そして赤いマグマがあちこちから溢れ出しているのだ。
熱気が体を包み込んで「え?」と頓狂な声を出したそのときだった。
「白線を踏み外したな」
そんな声が聞こえてきて真っ赤な鬼が岩の影から姿を見せた。
「お、鬼!?」