1分で怖い話 part1
絶対に無理しているに決まっている。
明日になればまたみんなからイジメられて、痛い思いをするのだから。

それでも友達は今日と同じようにクラスにいるんだろう。
決して逃げ出さない。

その強い意思には驚かされる。
その時、最終下校時刻を知らせるチャイムが鳴り始めた。

思った以上に長くいすぎてしまったみたいだ。
鍵がかけられてしまう前に、私は慌てて教室を出たのだった。
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