1分で怖い話 part1
友達の右足はみるみる青く腫れ上がっていく。
「保健室へ行こう」

「本当に大丈夫だから」
「大丈夫じゃないでしょう!?」

つい、怒鳴るように言ってしまった。
もう見ていられない。

こんなことまでされてどうして黙っているのか、友達の気持ちだって理解できない。
私は強引に友達の肩に手を回して歩き出した。

驚くほど軽くて涙が出そうになる。

これだけ壮絶なイジメを経験しているのだから、食べ物が喉を通らなくなっているのかもしれない。

「ねぇ、やめて、本当にやめて」
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