1分で怖い話 part1
☆☆☆

もし涼介に告白するならどのタイミングだろうか。
考えながら夕飯の準備に取り掛かる。

持ってきた飯ごうでご飯を炊くのだ。
うまくいくかどうか不安はあるものの、告白のことで頭は一杯になってしまった。

「そうだ。おかずになるものを作らなきゃ」
といってもそれは全部クーラーボックスに入っている。

涼介は後からのお楽しみと言っていたけれど、そろそろ開けて中を確認しなきゃいけない。

今涼介は野菜を洗ってくれていて近くにいないけれど、勝手に確認してもいいよね?

「キャンプだから無難にカレーの材料とか入ってるのかな? それにしては量が多いけど」
< 70 / 95 >

この作品をシェア

pagetop