私が一番あなたの傍に…
そして私は服だけじゃなく、雑貨屋さんでアクセサリーも買った。たまたま好みの可愛いデザインに出会えたので、これは買わずにはいられないと思い、購入した。
まだ付ける機会がないため、アクセサリーは付けていないが、早く付けたくて仕方がない。
ちなみに購入したアクセサリーはピアスだ。ピアスは高校を卒業してすぐに穴を開けた。
髪も高校卒業と共に茶髪に染めた。ずっと憧れていた。髪色を変えるのも。ピアスの穴を開けるのも。
今も変わらずにピアスの穴は開いたままだし、髪も数ヶ月に一度、美容院で染めている。
お金はかかるが、オシャレができて楽しい。黒髪より茶髪の方が気に入っている。
ちなみに愁はずっと黒髪だ。染める気はないらしい。でも愁は黒髪が似合っているので、そのままでも充分だ。
髪型はうちの親に挨拶をしに行って以来、ずっと短髪のままだ。どうやら短髪が気に入ったみたいで。私も短髪な愁がかっこよくていいなと思っている。

そんな今日はお互いに大学もバイトもない休日だ。
たまには家で二人でゆっくりしたいなと思い、お互いに頑張って休みを合わせた。バイト先で散々揶揄われたが…。
こうやって揶揄われるのも悪くない。そう思えるくらい、今の私は浮かれていた。
同棲が想像していたほど苦ではなく、楽しいことだらけで。今となっては悩んでいた自分が嘘みたいだ。
それに愁の方が色々と家事をやってくれている。私は完全に甘えている。私なりに頑張っているつもりだが、それ以上に愁が頑張ってくれるので、私にやれる家事が残っていない。
今朝も朝食は私が作るつもりでいたが、愁が先に起きて作ってくれた。今まさに愁が作ってくれた朝食を食べるのを待っている状態である。
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