私が一番あなたの傍に…
「キャベツも美味しいね。この胡麻ドレッシングも美味しい…」

「美味しいな。またこの胡麻ドレッシングを買おっか」

うちでは胡麻ドレッシングがお気に入りとなった。しばらくリピートすることになりそうだ。

「うん。買おう。忘れないように買い物リストにメモしておかないとね」

次の買い物で胡麻ドレッシングを買うことを忘れないようにしておきたい。

「うん。忘れないようにしよう」

他愛のない話をしつつ、朝食をいただいた。
ゆっくりしつつ、楽しい時間を過ごせて、心も身体も癒された。
さすがに作ってもらった人にやってもらうわけにはいかないので、洗い物は私がやった。
洗い物はそんなに多くなかったので、すぐに終わった。そして今はリビングで一緒にダラダラ過ごしている。

「…今日は何もしたくないね」

家事は昨日のうちに終わらせておいたので、今日は何もやることがない。
なので、このまま何もせずにダラダラするのも悪くない。

「何もしたくないな。一日中ダラダラしてたい」

引越しのことが一段落着いてからは、お互いにそれぞれ忙しかった。
ここ最近、休むことなくずっと働いていたため、殆どバイトをしていた感じだ。
愁は大学の勉強で忙しい時もあったため、勉強をするためにバイトを休んでいた時もあったが。
とはいっても勉強を頑張りながらバイトもしていたため、本当に大変だったと思う。
一応親の仕送りがあるとはいえでも、自分達で賄わないといけない部分もあるため、バイトを頑張らないと生活が成り立たない。学生同士の同棲なので、基本お金が基本ないため、お金が必要だ。
来年になったら就活も始まる。稼げるうちにお金を稼いでおきたい。ある程度貯蓄があった方が困った時に助かる。
なんてことを考えながら、最近はバイトを頑張っている。まだ私にはやりたいことが見つかっていない。
だからこそやれることをやりつつ、そのうち見つかるといいなという気持ちでいる。
今はとにかくお互いに疲れた身体を癒すのが優先だ。
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