私が一番あなたの傍に…
「幸奈、そろそろ出発するぞ」

飛行機の時間があるので、家を出た。そのまま空港へと向かった。

「これから一週間、沖縄で過ごすの楽しみだな」

一週間とは言えども、実際は四泊五日だ。なのでほぼ一週間と言った方が正しい。
こんなに長期間家を空けて旅に出るのは初めてなので、とても楽しみだ。

「うん。楽しみ。色々見て回ろうね」

観光名所をメインに巡り、美味しいものをたくさん食べる予定だ。
時期的に海に入ることはまだ難しいが、ホテルから海を眺めることができるみたいなので、たくさん海を眺めたい。

「おう。そうだな」

沖縄まで三時間くらい…。そこまで長いフライトではないので、愁と楽しくお喋りしながら過ごしていたらあっという間に着きそうだ。

「まもなく沖縄行きの便が…」

アナウンスが流れた。私達が乗る便がそろそろ出発するみたいだ。

「荷物検査も終えたし、フライトに向かうぞ」

愁がいつも通り手を差し出してきたので、私はその手を取り、フライトへと向かった。
私達は東京を経ち、沖縄へと向かった。


           *


「沖縄に着いたな」

無事に沖縄に着いた。沖縄の気候は東京の春より暖かい。

「着いたね。沖縄は気候が暖かいね…」

「だな。さて。まずは荷物を置きにホテルへと向かいますか」

大きな荷物を抱えたままの移動は疲れるし、何かあってからでは遅いので、そうなる前にまずは荷物を置いてから出かけたい。

「そうだね。そうしよっか」

ホテルに向かい、荷物を下ろした。
荷物を下ろした…ということは早速今から…。
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