私が一番あなたの傍に…
「手伝ってくれてありがとう。助かりました」
「いえいえ。ねぇ、それよりも二人はいつ入籍したの?」
私達は完全に忘れていた。もう勝手に出しているものだと思い込んでいた。
友達に指摘されるまで気づかなかった。まだ出していなかったことに…。
「あれ?そういえばまだ出してないかも。結婚式も含めて、落ち着いてから籍を入れればいいよねって話してて、そのまま忘れてた…」
すっかり忘れていた。一番大事なことを忘れるなんて、私達は結婚式のことしか考えていなかったのだと思い知らされた。
「忘れないうちに婚姻届を出しなよ。うっかり出し忘れ…なんてことになったら、結婚式はしたものの、戸籍上は夫婦じゃないなんてことになっちゃうからね」
ようやく夫婦になれると喜んでいたのに、そんなのはあんまりだ。
そうならないようにするためにも、愁に早く話して、今すぐにでも届出を出さなくては…。
「そうならないように、早めに出そうと思う…」
こんなうっかり本当にあるんだと、まさか自分達で実感することになるなんて思ってもみなかった。
ちなみにあの後、ちゃんと調べてみたら、どちらが先とか順番は特に決まっていないとのこと。
ただ世間一般的には入籍を先に済ませてから、結婚式をする人が多いみたいだ。
私達はちゃんと入籍をしてから結婚式をしたいと思っていたので、結婚式の前にちゃんと婚姻届を提出した。
これで安心して結婚式を迎えられる。ようやく私達は夫婦になれたのだと実感することができた。
だけど夫婦になったからといって、何かが大きく変わることはない。これまで通りの関係性がこれからもずっと続いていくだけだ。
でも変わったこともある。私の苗字が大平から岩城になったことだ。これが一番大きな変化で。一番嬉しかったことでもある。
「いえいえ。ねぇ、それよりも二人はいつ入籍したの?」
私達は完全に忘れていた。もう勝手に出しているものだと思い込んでいた。
友達に指摘されるまで気づかなかった。まだ出していなかったことに…。
「あれ?そういえばまだ出してないかも。結婚式も含めて、落ち着いてから籍を入れればいいよねって話してて、そのまま忘れてた…」
すっかり忘れていた。一番大事なことを忘れるなんて、私達は結婚式のことしか考えていなかったのだと思い知らされた。
「忘れないうちに婚姻届を出しなよ。うっかり出し忘れ…なんてことになったら、結婚式はしたものの、戸籍上は夫婦じゃないなんてことになっちゃうからね」
ようやく夫婦になれると喜んでいたのに、そんなのはあんまりだ。
そうならないようにするためにも、愁に早く話して、今すぐにでも届出を出さなくては…。
「そうならないように、早めに出そうと思う…」
こんなうっかり本当にあるんだと、まさか自分達で実感することになるなんて思ってもみなかった。
ちなみにあの後、ちゃんと調べてみたら、どちらが先とか順番は特に決まっていないとのこと。
ただ世間一般的には入籍を先に済ませてから、結婚式をする人が多いみたいだ。
私達はちゃんと入籍をしてから結婚式をしたいと思っていたので、結婚式の前にちゃんと婚姻届を提出した。
これで安心して結婚式を迎えられる。ようやく私達は夫婦になれたのだと実感することができた。
だけど夫婦になったからといって、何かが大きく変わることはない。これまで通りの関係性がこれからもずっと続いていくだけだ。
でも変わったこともある。私の苗字が大平から岩城になったことだ。これが一番大きな変化で。一番嬉しかったことでもある。