初な彼女と絆される僕
“絶対、月曜に返事をすること!
李依の“初彼を”紹介して!”
裕弓に言われた、李依。
ランチ時間やちょっとした休憩時間に、勇剛に声をかけようとしていた。
でもなかなかタイミングが掴めず、就業時間になっていた。
「か、かちょ―――――」
「課長ー、お疲れ様でーす!
今から帰りますよね?
一緒に駅まで行きましょ?」
そこに先輩社員が勇剛の手を掴み、連れ出そうとしていた。
「悪いんだけど、ちょっとまだ用があるんだ」
勇剛は、さりげなくその掴まれた手を離しながら言った。
「えー!
仕事ですか?
だったら、お手伝いしますよ?」
「ううん。プライベートなことだから」
「わかりましたぁ。
じゃあ、お疲れ様でーす!」
「お疲れ様!」
微笑み見送って、勇剛が李依の方に来た。
「あ、課長!」
「ごめんね、僕に用があるんだよね?」
「え?あ、は、はい!」
「今日一日ずっと、僕に声かけようとしてくれてたでしょ?
ごめんね、今日は忙しくて」
「いえ!
いつも、お疲れ様です!」
(気にかけてくれてたんだ…!)
微笑み言う、李依。
すると、勇剛が李依の頬に触れてきた。
「え…/////」
「あ、ごめんね。
そんな可愛く“お疲れ様”って言われたら、抑えられないよ?
言ったよね?
“好きだって”」
「あ…す、すみません!」
「で?何かな?
声かけようとしてくれてたってことは、期待していいのかな?」
「はい。
か、課長、私…/////」
「うん」
「わ、わた、私も、好きです…!
ずっと、憧れてました!課長のこと」
「うん/////嬉しい!」
「な、なので!
私で良かったら…その…/////」
「中畠さんがいい」
「は、はい////」
「フフ…
ねぇ、キス、していい?」
「へ?!
あ、え、えーと…/////」
「して…いいよね?
ねぇ…したい……
…………させて?」
勇剛の顔が近づいてくる。
「あ…ま!待ってください!!」
李依は、慌てたように勇剛を押し返した。
「え?ダメ?
それとも、焦らして煽ってる?」
「ここ…会社…/////
それにあの……その前にお伝えせねばならない事がありまして…」
「ん?」
「私、その…
は、初めて、なん…です……」
「え?」
「い、今までいたことないんです、恋人…」
「そうなの…!?」
「す、すみません!」
「………」
黙ってしまった、勇剛。
「すみません!」
李依は、ペコペコ頭を下げ謝る。
「…………どうして?」
李依の“初彼を”紹介して!”
裕弓に言われた、李依。
ランチ時間やちょっとした休憩時間に、勇剛に声をかけようとしていた。
でもなかなかタイミングが掴めず、就業時間になっていた。
「か、かちょ―――――」
「課長ー、お疲れ様でーす!
今から帰りますよね?
一緒に駅まで行きましょ?」
そこに先輩社員が勇剛の手を掴み、連れ出そうとしていた。
「悪いんだけど、ちょっとまだ用があるんだ」
勇剛は、さりげなくその掴まれた手を離しながら言った。
「えー!
仕事ですか?
だったら、お手伝いしますよ?」
「ううん。プライベートなことだから」
「わかりましたぁ。
じゃあ、お疲れ様でーす!」
「お疲れ様!」
微笑み見送って、勇剛が李依の方に来た。
「あ、課長!」
「ごめんね、僕に用があるんだよね?」
「え?あ、は、はい!」
「今日一日ずっと、僕に声かけようとしてくれてたでしょ?
ごめんね、今日は忙しくて」
「いえ!
いつも、お疲れ様です!」
(気にかけてくれてたんだ…!)
微笑み言う、李依。
すると、勇剛が李依の頬に触れてきた。
「え…/////」
「あ、ごめんね。
そんな可愛く“お疲れ様”って言われたら、抑えられないよ?
言ったよね?
“好きだって”」
「あ…す、すみません!」
「で?何かな?
声かけようとしてくれてたってことは、期待していいのかな?」
「はい。
か、課長、私…/////」
「うん」
「わ、わた、私も、好きです…!
ずっと、憧れてました!課長のこと」
「うん/////嬉しい!」
「な、なので!
私で良かったら…その…/////」
「中畠さんがいい」
「は、はい////」
「フフ…
ねぇ、キス、していい?」
「へ?!
あ、え、えーと…/////」
「して…いいよね?
ねぇ…したい……
…………させて?」
勇剛の顔が近づいてくる。
「あ…ま!待ってください!!」
李依は、慌てたように勇剛を押し返した。
「え?ダメ?
それとも、焦らして煽ってる?」
「ここ…会社…/////
それにあの……その前にお伝えせねばならない事がありまして…」
「ん?」
「私、その…
は、初めて、なん…です……」
「え?」
「い、今までいたことないんです、恋人…」
「そうなの…!?」
「す、すみません!」
「………」
黙ってしまった、勇剛。
「すみません!」
李依は、ペコペコ頭を下げ謝る。
「…………どうして?」