世紀末の大天使

歩いて行った土手には、ガキ共がいっぱいいて、

イラつく俺の怒りを倍増させる。


でも、俺はここでキレるようなバカじゃない。

微笑ましい~とか思いながら、その場をスルーする。


あいにく、
争い事は好きじゃない。

河原沿いを歩くと、自然と気持ちが落ち着くし。


運命とか…って程立派なモンじゃないけど、

記憶の片隅にうっすらと『ここ』がある。


俺は、ここを知ってる。







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