世紀末の大天使

導かれてる気がして、いつもここへ来てしまう。


土手の道を通る人は、
ウォーキングとかジョギングしてるおばさん。
自転車をゆっくり走らせてるおじさん。
犬の散歩をしてる奴。

誰もかもの時間が、ゆっくりと流れてる気がした。


俺はそんなここが好きで、

いつもゆっくりとあてもなく道を歩く。


今日もいつもと同じで、ただ何処かへ歩いていた。

それだけだった。



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