俺様パイロットは高嶺の花を暴きたい~恋情溢れる溺愛攻防戦~
このスタイルのおかげで、社員はやっと妹だと理解して静かになったし、それ以外の女どもも、まさか私が妹だとも彼女だとも思わず、静かに仕事をする事に成功したのだ。




「麗ちゃん。そういえば、昔と雰囲気変わったね」


長沢さんが首を傾げながら言う。


「あははは。そうですか?
誰かさんのおかげで外野がうるさいので、秘書をしている時は基本このスタイルなんです。」



すると長沢さんは、少し考えたあと

「ああ、なるほどね。
ま、麗ちゃんはどんな格好しててもかわいいよ。ってセクハラになる?ごめんね?」

衝撃だった。
こんな格好してても、かわいいだなんて言ってくれる人がいたなんて。

それからというもの、長沢室長は兄の妹としてか、それともただの部下としてか、何かと声をかけてくださり、
だんだんと私の心は自然と長沢室長に惹かれて行ったのだった。
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