俺様パイロットは高嶺の花を暴きたい~恋情溢れる溺愛攻防戦~
そして、会場に入ってビックリ。

人だらけ。

「ちょっと塁!めちゃくちゃ大きいパーティーじゃない!嘘つき!」

顔は笑顔のまま塁の耳元に口を近づけ、文句を言う。
塁も、笑顔で少し屈んで聞いている。


そして私の耳元で

「何がだよ。俺がいつ嘘ついたんだ?」


「小さいパーティーだから、嫁やれって言ったじゃん!」


「ああ。そんな事言ったか?」

腹話術師も顔負けだ。
笑顔の顔とは裏腹に、耳を寄せ合い小競り合いをしているんだから。
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