俺様パイロットは高嶺の花を暴きたい~恋情溢れる溺愛攻防戦~
いちおう応えるが、何も感じない。
ただ、唇が何かと擦れている感触だけ。
目を閉じて、麗を思い出す。
違う。全然違う。
口を離して、一気に女のバスローブを脱がせた。
ほっそりしていて、長い髪。
シルエットだけが浮かび上がる。
女に後ろを向かせて、後ろから胸を乱暴に揉む。
女が声を出す。
聞きたくない。
「おい。声出すな」
そう言って、目を閉じ麗の身体を思い出しながら進める。
部屋に女の息づかいと、水音が響く。
だめだ。
全く勃たない。
女に、バサっと後ろからバスローブを投げかけた。
「え⁇」
女が口を開く。
声が耳ざわりだ。
「早く、消えろ」
地に這うような低い声で女に向かって言い放つ。
すると、女は何かごちゃごちゃ文句を言って部屋から出て行った。