俺様パイロットは高嶺の花を暴きたい~恋情溢れる溺愛攻防戦~
「純平さ。お前、麗と知り合いだろ」
ッッッッ!!
思わず目を開く。
「やっぱり。パーティーの時、アイツ純平を見て慌てて逃げたんだ」
俺がいた事、やっぱり気付いてたのか。
でも、逃げたなら、会いたくなかったって事だよな?
あの夜だって、逃げ出したんだから。
「何か、、、聞いたのか?」
塁は首を振る。
「あいつ、ダンマリなんだよ。
でも俺、パーティーの帰りの新幹線で、もらった大量の名刺を渡したんだ。
あいつは、俺が寝てると思ってか、、、
1枚1枚、目を通して。
それで、手が止まったんだ。
お前の名刺だった。
そして、笑ったんだ。そのまま名刺を大事そうに抱きしめてた。」