俺様パイロットは高嶺の花を暴きたい~恋情溢れる溺愛攻防戦~
だからといって、一度芽生えた恋心はなかなかしぼんでくれない。


よし。勝手に想うだけなら別にいいだろう。
もしかしたら、自由奔放な結の事だ。
突然また、違う彼氏を連れてくるかもしれないじゃないか。
なんて、最低な考えが浮かんできて、慌てて首を振りかぶった。



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そうこうしてるうち、あっという間に月日は流れ
今朝の結からの一言で呆気なく私の恋は幕を閉じたのだった。



姉と長沢室長が付き合っているのは、知っていたじゃないか。
でも、決して実る事のない恋だとしても、どうしても恋心に蓋をする事ができなかった。
いつかこの日が来るのも、覚悟していた。
その時はどうか笑って、お祝いしてあげようって。

大好きな姉と、これからは尊敬する上司として、義理の兄としての長沢室長の幸せを願うしかない。



そう自分に言い聞かせた。
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