俺様パイロットは高嶺の花を暴きたい~恋情溢れる溺愛攻防戦~
エレベーターはあっという間に最上階の純平さんの家まで着いた。


名残惜しくも、いったん離れて、優しく微笑む純平さんが、ゆっくりと手を引いて歩き出した。


そして、私をソファーへと連れて行く。
純平さんも、すぐ隣に座った。


そして、ハッと気づく。
ヤバい!!コーヒーこぼしたんだった。
胸元に手をやりもじもじと隠す。


「おい。何してんだ。」


恥ずかしい!!
せっかくの再会なのに!!
ムードが台無しじゃない!!


「無視か?」


ギクっとして、純平さんを見た。

あれ⁇ニヤニヤ笑ってる⁇


「ちょ、何よ」

でた強がり!!
可愛くない!!


「何を隠してる?」


「んな!!何も隠してないわよ」


「んじゃ、見せてみろ」


えーい!!もうどうにでもなれ!!

手をどけた。
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