俺様パイロットは高嶺の花を暴きたい~恋情溢れる溺愛攻防戦~



すると、純平さんが堪えきれなくなったのか笑い出した。

「プッ!クックックックッ」


「何よ!ひどい!見せろって言ったじゃない!!
コーヒー、溢したの!!さっき!!」

感情がおかしい。
会えてうれしのに、勇気を出して、見せたのに、笑われて、恥ずかしくて、ついには怒りながら泣いてしまった。
人前で泣くなんて、なかったのに!!

「悪かった。悪かった。」


そう言って、全然悪いと思ってないコイツ。
が、笑いながら抱きしめて、頭をポンポンとしてきた。


「うーーー」

本当泣ける。せっかく会えたのに。
悔しいー。

「はいはい。恥ずかしかったな。
んとに。かわいいな」


え⁇
かわいいって言った⁇


ガバっと顔を上げた。


「何だよ」


「か、かわいい⁇だ、だれ、が⁇」


「麗と俺しかこの部屋にいないだろ。」


「こ、こんな、こんな、なのに⁇」


「ああ。可愛くて仕方ないよ」


「じゅ、純平さん?」
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