俺様パイロットは高嶺の花を暴きたい~恋情溢れる溺愛攻防戦~
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もう、すっかり外は暗くなっている。
この部屋のライトは付いてない。
リビングから僅かに漏れる灯りと、ぼんやりと輝き出した月明かりだけ。
それでも、純平の目が鋭く光るのが見えた。
私を仰向けにして、両手を顔の横に置く。
「麗。良く聞け。
俺はあの日、お前に惚れたんだ。
だから抱いた。
お前は、俺のだ。もう、どこにも行くな」
ジワっと涙が浮かぶ。
ヤバい。嬉しくて、泣いちゃう。
まさかすぎる。
純平は、そんな私を優しく見つめて、ゆっくりと親ゆびでこぼれそうな涙をそっと拭う。