俺様パイロットは高嶺の花を暴きたい~恋情溢れる溺愛攻防戦~
「初めましてですね?お飲み物はいかがいたしましょう。」

落ち着いた声で、マスターが聞く。


「ええ。ここへは初めて来たの。とても素敵なBARですね。何か、お任せで甘めのカクテルをお願いするわ」



「ありがとうございます。かしこまりました。」




そう言ってマスターは、カクテルを作りにカウンターの奥へ移動した。

カクテルが出てくるまで、店内をぐるっと見渡す。
夜景がとても綺麗。

今夜はこんな事もあろうかと、あの1時間の準備の中でちゃっかり、ドレスも持ってきていた。

ちょうど泊まるホテルのすぐ近くにこのホテルがあって、ネットで調べたらオススメのBARがヒットしたのだ。
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