俺様パイロットは高嶺の花を暴きたい~恋情溢れる溺愛攻防戦~
「声でけーって」


「どこ行くの⁇何日間⁇年末年始って事は、カウントダウン⁇」
デッカい声のまま質問攻めだ。


純平は、結局デカい声は突っ込まずに笑いながら教えてくれる。
「出発までワクワクしてろ。4泊6日。夏服。
まぁ、服なんかは別に向こうでも買えるから、気にしなくていい。お前、身一つでいい。お前どうせ、大量になんだろ。もちろん、金なんか持って来んなよ?」


よくわかってらっしゃる。
少し前までは地味なスーツを着ていた私だが、オシャレするのは大好きなのだ。
素直に甘えることにしよう。

「わ、わかった!!楽しみっ!!ありがとう純平」


「ああ。空港に行く時は迎えにいく」


「どうしよー。楽しみ過ぎて寝れなーい!!」


「俺は全然いーぞ?」
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