俺様パイロットは高嶺の花を暴きたい~恋情溢れる溺愛攻防戦~
「おい。ソワソワしすぎ。そんなに襲われたいのか⁇」
「純平!!」
「あはは。ほら。行くぞ」
そう言って、純平は自分の荷物を肩にかけ、その手に私の荷物をもって、あいた方の手で繋ぐ。
「純平。荷物持つよ⁇」
「俺、麗の荷物持つ為に鍛えてきたから大丈夫だ」
クスクス笑ってる。
「ちょっ!笑わせないでよ。さっきは守るためにって言ってたじゃん!!ありがと」
純平は、クールだけど、結構ふざけてる。
そうして、私を上手に甘やかしてるんだと思う。
かなわないよ。
好きだ。
そして、キュッと繋いだ手を握り返した。