俺様パイロットは高嶺の花を暴きたい~恋情溢れる溺愛攻防戦~
ビーチをゆっくりと満喫したあと、ホテルのディナーに行く前に、純平がサロンに連れて行ってくれて、ドレスを選んでヘアメイクもしてもらう。
その間に、いつの間にか純平もネイビーの光沢のあるデザイン性の高いスーツに着替えていた。
私のドレスは、モカベージュのサテン生地のロング丈のドレス。
ワンショルダーになっていて、大きなフリルのデザインになっていた。
か、かわいい。
髪は高い位置でポニーテールにされた。
ヌーディーカラーのリップを塗られ、立体感たっぷりのメイクを施されて一気にエレガントに仕上がる。
ふふふ。
純平、私がオシャレが好きって言ったからだ。
そんな小さな事もしっかり覚えててくれて、胸が暖かくなるのを感じた。
「綺麗だ。麗。行こうか」
片肘を上げて待っていてくれて、そこに腕を添えた。