俺様パイロットは高嶺の花を暴きたい~恋情溢れる溺愛攻防戦~
スイートルームのお風呂場はとてつもない広さだった。
ジャグジーバスが外に張り出していて、波の音がする。
まるで、海と一体化しているようだ。
上品にライトアップされて、何もかもがラグジュアリーだった。
純平に降ろされ、支えてもらいながら、生まれたての子鹿のようにガクガクしてる脚をなんとか動かす。
もう、こんな素敵なお風呂なのに、ミスマッチ過ぎて笑いが我慢できない。
純平もそんな私を見ながら、笑ってる。
「純平!!笑わないで!!本当に!!」
もう、こうなると止まらない。
爆笑だ。
「悪い。麗がかわいくて止まらない」
純平も、面白くて仕方ないようだ。
「ねぇってば!!本当に!!純平のも揺れてるから、止めてそれ!!面白すぎるから!!」
「無茶言うなよ。しょうがないだろ。ほら。もう少しだ。頑張れ」
やっとの思いで、ジャグジーバスに2人で滑り込んだ。