俺様パイロットは高嶺の花を暴きたい~恋情溢れる溺愛攻防戦~

カラコルだ。歩いて10分くらいでついた。
カタツムリって言う意味で、天文台のドーム型の中は渦を巻いてるらしい。
太陽や月をここで観測していたとか。


純平が、ガイドさん並みにベラベラ喋る。


「ふふふ純平。今日なんかめちゃくちゃ喋るね!」


「そうか?お前、何も調べて来なかったろ?」


「そりゃそうだけど。なんか面白い」

そう言ったら、なんかムッとした顔をして、キスされた。

慌てて周りを見る。

あ、セーフ。だれも見てないようだった。


ふふふ。



「では、次に参りましょうか」

なんて、ガイドさん風に話し始める純平が、意外すぎて笑いがとまらなくなった。

なかなか笑いが止まらない私に釣られたのか、純平も笑っていた。

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