俺様パイロットは高嶺の花を暴きたい~恋情溢れる溺愛攻防戦~
心の底から、俺の麗への気持ちを伝える。
すると、麗も潤んだ瞳で応えてくれる。
こんなにもお互いを思いやるという事が幸せで、心が潤うものだなんて、知らなかった。
そして、指輪の存在を思い出し、麗の薬指に永遠の愛を誓った。
麗の瞳から溢れ落ちた涙は、BARで俺が彼女に恋に落ちた時に見た涙より、ずっと遥かに美しかった。
その涙が、俺を想って出た涙であるという事が何より嬉しかった。
もう、彼女無しでは俺は生きられない。
そして、何度も"逃げるな"と釘まで刺す独占欲は、自分でも凄いと思った。
彼女の笑顔も、怒り顔も、泣き顔も。
全部、俺のものだと。