俺様パイロットは高嶺の花を暴きたい~恋情溢れる溺愛攻防戦~
人間離れした圧巻のパフォーマンスに、その辺のショーとはまるで桁外れで、技術力の高さに、麗は、開いた口が塞がらないようだ。
食事までもが、ショーのストーリーに組み込まれ、五感全てに訴えかけてくる。
表情をコロコロ変えながら目をキラキラさせて夢中になっている。
麗は見た目からすると、いっけん、凄い美人で、身長も高く、クールに見えるかもしれない。
でも、けしてお高くとまっているわけではない。
一緒にいればすぐわかる。
表情豊かで、泣いたり笑ったり甘えたり、見た目からは想像できないくらい奔放で、面白いし、かわいい。
あ、声もでかい。
これは俺の中では結構笑いのツボを刺激する。
俺からすると、このギャップがたまらない。
それを、近い人間にしか見せないというのも。
もれなく俺の前でも見せてくれるという事は、認められたようで本当に嬉しい。
これまでの男たちは、余程見る目がなかったのだろう。
麗は、俺が幸せにする。
そして、俺を幸せにしてくれるのも、麗だけだ。