俺様パイロットは高嶺の花を暴きたい~恋情溢れる溺愛攻防戦~
そうしてまた今日もさんざん日が昇るまで愛し合う。
「、、、ん、、」
目が覚めた。
隣では、純平が私に顔を寄せて綺麗な顔で寝てる。
彫刻みたい。
純平の前髪をそっとすくう。
純平は、最初は凄く俺様だと思った。
自信に満ち溢れ、何にも屈しない人なんだと。
もちろん、今でもそうだけど。
でも、それに加えて、実は繊細な心の持ち主だという事も一緒にいるうちにわかった。
そして、それを隠さなくなった。
それでいい。それがいい。
私にだけは、甘えていい。
私はそれ以上に甘えているんだから。
それにしたって、、、
昨晩の事を思い出す。
純平は用意周到だ。
いつもどこからともなくピリッと音がする。
一体、どこから出してくるのかもわかない。
マジシャンかよ。
ふふふ
チュッとキスをする。
起きないな。
チュッチュッ
もぞもぞした。
かわいい。
するとぎゅーっと純平の腕に力が入る。
そして、目が開いた。
「おはよ。純平」
「ん。おはよ。最高の目覚めだ」
そう言ってまたキスをする。