俺様パイロットは高嶺の花を暴きたい~恋情溢れる溺愛攻防戦~
「今はあれが恋じゃないって、純平のおかげでわかるんだけど、、、
あの時はそれがそうだと思ってたから。
片思いだったの。
塁も結も、本人も知らないよ。
それで、片思いをして少ししたくらいに結と付き合い始めてね。
でもきっかけもなくて思うだけならいいか。
なんてズルい事してさ。
最低でしょ?
それであの日、東京出張の前に、2人の結婚の報告を受けたの。
んで、一丁前に失恋した気になってたってわけ」
純平は黙って聞いてくれてる。
でも、眉間にシワが寄ってるのを気づいてない。
「ふふふ。純平」
「なんだ」
「ふくれてる」
そう言って、純平の眉間のシワをツンツンとした。