俺様パイロットは高嶺の花を暴きたい~恋情溢れる溺愛攻防戦~


この後どうしよう。
っていうか、今何時だろう?
ベッドサイドの時計を見ると、朝の6時半。

たぶん最後は、窓の外がうっすら明るくなってきていた気がする。

まだ少ししか寝てなかったのか。

というか、一晩中抱き合ってたなんて。
この人、何者なの。

よし。
このまま、この人とはどうせもう会わないだろう。
急いでホテルに戻ろう。

だって、名前も聞かれなかった。

一夜限りのつもりで抱いた私の名前なんてきっと興味がなかったのだろう。

私にとってはとても素敵な一夜だったけど、彼はきっとこんな事よくあるのだろう。

その他大勢のうちのひとりだ。

昨日はたまたま私だったってだけだ。
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